漆器の修繕や金継ぎに利用する
刻苧(こくそ)漆
刻苧とは
糊と木粉(きのこ、粒子の細かいおがくず)を
練り合わせて作る
自然素材のパテで
木工品の欠けやヒビを埋めるのに
広く使われます
そこに生漆(きうるし)を混ぜると
「刻苧漆」になります
その前準備として、
木粉をから炒りして水分を飛ばすんだよ、
と師匠に教わりました
恐らくパテが乾いたあとの
痩せが少なくなるとか、そんな理由だと思います
で、自宅でやってみたのですが
どこがゴールかまったく分からない。
火力は?
まあ、ごく弱火ですよね、
普通に考えて。
何分炒るの?
んん~、気がすむまで?
とりあえず、
過熱しすぎて燃えないように
常に木ヘラでかき混ぜながら
観察すること数分。
ちょっとよそ見をしていたら
煙が、、、っ!!
おおっ、と火を止めました。
なんとなくゴールがわかったような気がします。
*****
↓刻苧漆で欠けを陶器の欠けを埋めています